日記、だいたい怪文書

日頃思うことを書いています。どうしようもない

大いなる流れの中で

 自分が果たすべき役目とは。

僕には夢があった

 僕は高校生の頃、大統一理論を打ち立てたいと考えていました。細分化していく科学、それを取りまとめる一つの統一言語が必要だと思ったからです。それは数字で扱えるような現象の分野だけではなく、感情や思想といったものも扱うことのできるようなものであるべきだと考えていました。それがどんなものかも分からずに、ただ漠然と夢見ていたのです。

 

僕はいつしか夢を忘れた

  大学に入って僕は堕落した。夢を追うことを放棄した。そして夢を忘れた。細分化していくこと、それが教育の現場へと浸透し切ってしまうことへの恐れもいつしか風化してしまった。ただ毎日の生活を送り、単位を取ることに必死になっていた。自分を動かしていた好奇心はどこかに置いてきてしまったかのようだった。それが心地よかったのも事実だが。

 

僕の夢は変わった

 統一をなすのは僕の代ではないのかもしれない。それなら僕には何ができるだろう。手の届く範囲で流れを生み出すことだ。生み出された数多のせせらぎが、大いなる流れを作ると信じて