金を払うも受け取るも同じであるという考え方
電気が流れるのと同じ。プラスの電位とマイナスの電位があるから流れるわけで、そのどちらであろうと同じ
そんな考え方あり?
1000円払うのと1000円受け取るのって同じじゃん。だったら、同じ時間を過ごすなら、時給1000円でアルバイトするより、10000円払って映画を見たいよね。(ニュアンス的にはこんな感じのこと)
と、落合陽一先生が言っていた。なるほどな、と思った。一見、お金というものを渡す、受け取るという真逆の行為に見えるが、重要視すべきは価値である。お金そのものに価値はなく、お金は価値を伝播するメディアに過ぎないということだ。
でっかいエネルギー
お金を払ってもらうということは、それに値するなにかしらの価値を提供したということである。お金を払うということは、同等の価値を受け取るということである。そう考えると、お金を得るのも払うのも、同じことだというのは納得できる。どちらも共通しているのは、そこに価値が存在しているということである。エネルギーが生まれているということである。経験が発生しているということである。その価値やエネルギーの大きさを表す単位がお金というだけで、それらは本質的に同じなのだ。
例え話、電流
わかりづらいようでわかりやすい、少しわかりづらい例え話をさせてもらう。
電流が流れる仕組みを考えれば納得できると思う。電位が高い方から低い方へ、電流が流れる。いわばプラスの電極からマイナスの電極へ流れる。それらの電極に優劣などないだろう。高電位から低電位へ電流が流れるのだ。電流と逆向きに電子が動くのだ。エネルギーに伴って金が動くのだ。
結局人間たちも粒子にすぎない存在で、階層こそ違えど身近な物理法則と何ら変わりない。そういう不思議な感覚を、私は覚えずにはいられないのだ。