なまくらで切った生活
鋭い切り口で生活の何気ない一瞬に切り込む作風
という謳い文句があると思いますが。
所詮同じ人間、それぞれの生活がそこまで大きく違うということはないはずだ。
飯を食ってくそして寝る、あとは何かをやって時間が過ぎていく。基本的には同じだろう。(まあ残りの何かをやってというところが大きく生産的な部分を占めているのかもしれないが)
結局、切るための刀が違うのだ。生活を切り取る刀が。
なまくら刀では切った断面も輝くまい、名刀なら断面に自分の顔でも映り込もう。
最近、そういう心の刃がなまくらになっていると思ったので研ぎ直そうと思いました。
本を読もうと思います。